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根管治療の重要性②

根管治療は前回言ったように様々な問題が出やすくなってしまいますが、なぜそうなってしまうのでしょうか?

 

まず、歯が割れてしまったり、虫歯になっても気づかないというのは、感じることのできる神経がなくなってしまったため起こってしまいます。

 

問題は根の先に膿の袋ができてしまうことなのですが、これにはいくつか原因があります。

 

まず根管治療は一般の歯科医院ではレントゲンを撮って行うのですが、レントゲンは立体のものを平面にしたものなのでどうしても奥行きがわからなかったり、歯の影になって見えなくなったりしてしまうところも出てきます。

歯の根っこの形も人や歯によってさまざまなので、レントゲンで確認したものと実際の歯が思っているのと少し差が出てくる場合もあります。

 

しかも根管の中は目で見ることができません。

手探りでの治療となってしまうので、元々がとても難しい治療なのです。

そのため、歯科医師はたくさんの症例の経験が必要になります。

 

 

その上、日本の保険の制度もあまり良くありません。

例えばラバーダム防湿といって、治療中の歯が、唾液の中にたくさんいる細菌に感染しないように防湿防菌シートがあるのですが、それを行うと根管治療の成功率がぐっと上がります。

ただ、それを行っても治療点数が上がるわけではありません。

バタバタと時間がない中の診療だとそこまで行えない歯科医院もたくさんあります。

また根管治療は回数がかかってしまう場合があるのですが、回数がかかればかかるほど赤字になってしまうのです。

 

しっかり治療を行いたいと思いつつも、それを許してくれないのが日本の保険制度なのです。

それにより細菌が根管内に入ってしまったり、治療が完全に終わっていないのに蓋をしてしまい、後から膿の袋ができるなどの問題が出てしまうのです。

 

 

日本の医療精度では、やはり保険の治療ではどうしても限界があります。

それを解消するために、自費で根管治療を行っているところもあります。

 

自費でやる場合はしっかり時間を設けて治療することができます。

ほとんどのところで最初にCTを撮影し、根管内も、目視で確認のできるマイクロスコープを使う、唾液の細菌に感染しないようにラバーダム防湿を用いるなどをするため、精度が上がり、保険で行う治療には比べものにならないくらい確実な診療ができます。

 

設備や材料なども保険の場合と違うことが多いです。

根管治療を専門でやっている先生もいて、腕が良かったり、いろいろな知識を持っていたり、様々な症例をこなしてきた先生もたくさんいます。

 

そのため、保険の治療よりも自費の治療の方がいいに越したことはないのですが、やはりデメリットも出てきてしまいます。

 

一番違うのは、自費の場合はやはり費用がかかってしまうことです。

歯科医院にもよりますが、だいたい1本10万前後というところが多いでしょう。

 

それからこれは保険でも自費でも同じなのですが、医療に100%はない、完全に問題が出ないということはないということです。

高い費用をかけて自費での根管治療を行っても、やはりその後問題が出てしまうことも保険の治療よりは少ないですがないことはありません。

 

ただ、自費でやっているところは歯科医院によっては保証期間がついているところもあるのでそういったことも確認してみましょう。

 

保険治療でずっと痛みが引かない、治らない場合や、抜歯を勧められた場合などに自費で根管治療をしたら治ったという症例もたくさんあります。

こういう選択肢もあるということを覚えておくといいでしょう。

 

 

根管治療の重要性や、何回も同じような治療をしていて回数ばっかりかかっているのはしっかりとした理由があり、決して無駄に通わせているわけではないということは分かっていただけたでしょうか?

 

保険診療の場合はなかなか治療をしっかり行うのが難しいと先ほど書きましたが、もちろん保険診療でもしっかり行っている先生もいます。

全ての保険診療が不完全なわけではありません。

 

根管治療は、歯の根っこの形や、神経の通路の形、感染の状態など、人によってそれぞれ状況が変わってきます。

初めて神経を取る場合と膿がある場合では治療回数も大きく変わってきます。

 

一概に何回が正しいとは言えませんが、しっかり説明してくれる、疑問に思ったことはすぐに聞ける先生のところで診療を行いましょう。

 

そして神経を取ると最初に説明したように様々な問題が出てしまいます。

もう神経が中で死んでしまっている場合は残すことはできないですが、まだ残せる可能性がある場合はできるだけ残す、または残すように努力してくれる先生のところで治療しましょう。

 

そしてなるべく神経を取るような虫歯をつくらないように気をつけましょう。

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