虫歯が進行してしまい、もう歯を残せないと言われた。
歯周病で歯がグラグラしてしまい、もう抜かなければならないと言われてしまった。
歯はなるべくだったら抜かない方がいい、残しておいた方がいいのですが、もう残すのが不可能な歯をそのままにしてしまうと逆に他の歯に悪影響が出てきたり、歯周病が進行してしまったり、膿が出てきてしまうということが起こり得ます。
そこまでなってしまったら抜いて、次の選択肢を考えることも大切です。
歯を抜いた後はどのような選択肢があるのでしょう。
または抜いてそのままにしておいたら何が起こるのでしょうか?
抜いても今までと同じように食事をできるのが一番ですよね。
また、食事だけではなく審美面や費用などの問題もあると思います。
今回は歯を抜いたあとにはどうすればいいのか、なにができるのかについて説明していきたいと思います。
残念ながら抜かなければいけなくなってしまった歯。
抜いたあとはどのような選択肢があるのでしょうか?
その選択肢とそれぞれのメリット、デメリットについて1つずつ説明していきます。
①ブリッジ
抜いた後、一般的に使われるブリッジ。
ブリッジは抜いた歯の両隣の歯を削り、その両隣の歯を支えにして抜いた部分にダミーの歯を作るというものです。
メリットとしては基本的には今までと同じように違和感なく食事ができます。材料によって保険適用内と適用外のものがあり、適用内のものだと安価で作ることもできます。
それからインプラントと違い外科処置をせずにできるのですが、デメリットとしては両隣の健康な歯を削らなければいけません。保険適用内の材料だと金属を使う為、審美面が優れていない、長期間使っていると金属が腐食してしまうなどの問題があります。
それからダミーの歯の下は隙間が狭く、汚れが溜まりやすいですが清掃もしにくいので注意が必要です。
②インプラント
インプラントは顎の骨の中に人工歯根を埋め込み、その上から被せ物をするものです。こちらも食事の際などは特に違和感がなく、自分の歯と同じように食べることができます。
基本は1本の単独でできるので清掃もしやすいです。
ただ、インプラントは外科処置なのでそれが難しい方はできません。
それからブリッジは治療してすぐ治療を開始できますが、インプラントは歯茎や骨が治ってからではないとできないので時間がかかってしまうのがデメリットです。
③部分入れ歯
部分入れ歯は歯も削らず、そして外科処置もせずに作ることができます。
しかし取り外し式なので違和感が出てしまったり、こちらも保険治療と自費治療がありますが、保険治療で金属の部分があるので開けた時に見えてしまう位置だと審美面でも問題があったりします。
それぞれメリットやデメリットがあるのでそれらを考えた上で自分にあった選択をしましょう。