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口呼吸がもたらす悪影響①

みなさんは普段呼吸しているとき、口と鼻のどちらで呼吸していますか?

 

自信を持って「口でしてる!」という方もいるかもしれません。

「鼻でしている」という方も無意識のうちに口でしている方もいるかもしれません。

 

本来人間は鼻で呼吸をしているのが正常なのです。

口で呼吸するのが当たり前と思っていて、びっくりしている方もいるのではないでしょうか?

 

生まれたばかりの赤ちゃんはみんな鼻で呼吸をしています。

母乳やミルクを飲んでいるときほとんど口から離さずに飲んでいますよね。

それは鼻で呼吸をしているから可能なのです。

 

ですが、鼻より口の方が空気を多く取り入れられるため、徐々に口呼吸が癖になってそれが当たり前になってしまう人もいます。

それから鼻炎により鼻呼吸がしずらいという方もいるかもしれません。

 

「呼吸できればどっちでもいいんじゃない?」と思う方もいると思いますが、それは大きな間違いです。

 

口呼吸をすることは身体にとっていいことではなく、むしろとても危険なことなのです。

 

口で呼吸することによって身体の中でなにが起こっているのでしょうか?

今回は口呼吸の危険性について説明してきたいと思います。

 

人間は鼻で呼吸をするのが正常で、口呼吸はとても危険だと最初に言いました。

なぜ口で呼吸をすることが危険なのでしょうか?

鼻と口で呼吸するとなにが変わるのでしょう。

 

空気中にはさまざまな種類のウイルスや細菌、化学物質が含まれています。

鼻には鼻毛が生えていますね。

鼻で呼吸する場合、鼻毛があることによって空気中のウイルスや菌を取り除く、フィルターのような役割があり処理をしてくれます。

なんとそれにより50〜80%の細菌やウイルスなどが身体に入るのを防いでくれるのです。

 

そして鼻から入り副鼻腔を通ることで、冷たかったり乾燥していたりする空気を温めて加湿し、肺に送り込みます。

 

それが口呼吸だと、吸い込んだ空気がダイレクトに肺の中に取り入れられるため、ウイルスや細菌、化学物質などがそのまま身体に入り込んでしまったり、冷たく乾燥した空気もそのまま肺に送られるため、身体が冷えてしまったりします。

 

それから扁桃腺が免疫細胞の白血球を作り出し身体を守るのですが、口呼吸だと細菌やウイルスがそのまま中に入ってしまうので、余計に働かなければなりません。

 

そして口呼吸をしていると常に口が開いている状態となります。

口が開いているということは口の周りの筋肉が弱っている状態です。

それから口の中も乾燥してしまいます。

 

口呼吸をしていて口の中が乾燥するということは歯や歯茎など口の中にとっても、とても良くない環境です。

それらも含めた、口呼吸をすることで起こるデメリットを次の記事で説明していきたいと思います。

 

口呼吸をすることで口の中や身体にとって良くないことばかり起こります。

 

まず、口の中についてですが、先ほども言ったように口がずっと空いていると口の中は乾燥してしまいます。

朝起きた時、口や喉がカラカラだったという経験はありませんか?

それは寝ている時に口を開けて寝ていたのです。

 

虫歯菌や歯周病菌は空気を嫌います。

それなので、口の中が乾燥している状態はとても活動、増殖しやすい環境です。

よって、口の中に食べかすやプラークが残っているとそれを餌として虫歯や歯周病の進行が早くなります。

特に前歯は一番乾燥しやす場所なので口呼吸の方は虫歯になりやすくなります。

また、それらによって口臭も強くなります。

 

それから、乾燥するということは唾液が少なくなっている状態です。

唾液にはたくさんの働きがあります。

例えば、食べ物を洗い流してくれる作用や、抗菌作用、脱灰してしまった歯を元に戻す再石灰作用など唾液があることによって虫歯を防いでくれます。

それがなくなってしまうことによっても虫歯などになりやすくなってしまうのです。

 

また、口呼吸だと口がずっと空いている状態ですね。

それは口の周りの筋肉が弱っている状態でもあります。

歯は隣の歯や周りの組織によって今の場所が保たれています。

口の周りの筋肉が弱っていると支えるものがなくなってしまうので、歯の位置も移動してしまいます。

つまり口呼吸をしていると出っ歯の原因になってしまうのです。

 

口呼吸のデメリットは口の中だけではありません。

先ほども言ったように、ウイルスや細菌がそのまま身体の中に取り込まれてしまうので風邪やインフルエンザになりやすくなってしまったり、免疫力が低下してしまったりします。

またアレルギー体質にもなりやすかったり、身体も冷えやすくなってしまいます。

 

それから口呼吸をしていると、口で呼吸しやすくするために、舌の位置が後ろの方になります。

それが夜寝ている時、力が抜け後方に落ちてしまうことにより気道を塞ぎ、無呼吸症候群になってしまうこともあります。

無呼吸症候群になってしまうと、寝ている時に呼吸が止まってしまったり熟睡できなかったりして、起きている間も怠さや倦怠感、強い眠気、集中できなかったりとさまざまな悪影響を及ぼしてしまいます。

 

呼吸の仕方が鼻と口で違うだけで、身体にこんなにたくさんの悪影響を及ぼしてしまうのです。

 

次は口呼吸になってないか確かめる方法と改善する方法をお話したいと思います。

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